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■作品解説■

『鬼剣舞』に収録。1999年の作品です。
「ヴァンパイアセイヴァー」でのビシャモン(般若)の設定と、隠しボス(?)朧ビシャモンの登場で脳内非常に盛り上がり描いた漫画。

まず、鬼炎の擬人化に驚かれたのではないかと思います。
このテの擬人化が嫌いな方には申し訳ないと思うのですが、これが龍輝の鬼炎なんだと思ってくだされば幸いです。「妖刀・鬼炎」って名前がとても女性的で、これはもう、めちゃ美人に違いない!と気合い入れて描いたキャラです。
この漫画では、「やっとウチの般若と鬼炎が描けたーッ!!」って気分になって書き上がったときは本当に嬉しかったです。
読んでくださった方に、ウチの般若と鬼炎のビシャモンへの『』を感じて頂けたら嬉しいですね。あの滅茶苦茶わがままな性格とかね。
私の中では、般若:大塚周夫。鬼炎:勝生真沙子で声再生しております。

それと、ビシャモン夫婦の深い愛情も感じて頂けたでしょうか?
出番もセリフも少ないんですが、セリフのないコマに流れている時間と心情を読み取って頂けたら、と思っています。おりんの顔が全然かわいくというか、よく描けなくて非常に歯がゆいのですが;

あと、ビシャモンが唱えている真言および印と梵字は、すべて降三世明王のものです。三世「過去・現在・未来」の善根を害する「貪欲」「瞋恚(怒り)」「愚痴(愚かさ)」の三毒を降ろすという意味で、今回ビシャモンに使わせるのにピッタリだと思い決めました。
ちなみに、当たり前のことですがこの漫画で行った呪法は全くのオリジナルです。降三世明王法は現実に存在しますが、あんなのではありません(笑)。



余談ですが、セイヴァーでの悪霊侍ビシャモンが、撥ね刃→辻疾風などの技が使えないのは、鬼炎が低級霊体かんかに使われるのを嫌がっているためだというMy設定があります。

あと、タイトルと最後の般若のセリフは聖飢魔IIの曲から。
鬼炎のモデルは、解る人には解りましょう(笑)。
今観ると、直したい箇所も多々ありますが、気に入っている作品です。


『鬼剣舞』収録時に付けた解説より加筆転載。

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